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「ゆとり」「さとり」という言葉でひとくくりにされがちな今時の若者たち。しかし、彼らがつくる流行や文化を整理し、また、行動や消費の傾向をひもといていくと、そうした言葉のイメージには必ずしも当てはまらない、“新しいマインド”が芽生えつつあることが分かってくる。そのキーワードは「つくし」-。欲がない、消費しない、と言われる彼らだが、仲間とのつながりを大切にし、「みんなで楽しみたい、みんなで喜びたい」「自分一人ではなく、誰かのために」ということに関しては、他の世代にはない貪欲さを持っているのではないか。気鋭のマーケッター・若者論者である著者が、商品や広告コミュニケーションの成功事例を分析しながら、「これからの若者」に迫る。
レビュー(19件)
アメリカ在住の親友に頼まれて購入しました。 親友は経営者ゆえ、こうした内容の書物は、世の中のリサーチのために役立つのだろうと思います。
ベストセラーの予感
読了。これはベストセラーの予感しますね。ゆとり世代→さとり世代→そして次は「つくし世代」。アサツーディ・ケイにてマーケティング10年以上のキャリアを持つ筆者がまとめた若者観の本です。 「社会の価値観より自分たちの価値観が大事」「誰が何と言おうとビールにカルピスを入れて飲むと美味しい」「クリスマスより二人の記念日が大事」などなど「あぁ、言われてみればそういう若いひと増えてるね」と、納得の一冊でした。「自宅パリピ」「試着ファッションショー」「女子会男子」など新語もどっさりです。ご一読をオススメします。