本書は1916年、シベリアの捕虜収容所において、大きな資料的制約の下で執筆された、バウアーの唯一とも言える哲学的著作である。名著『封建的世界像から市民的世界像へ』(1934年)の著者フランツ・ボルケナウは、自分が重要な示唆を受け取った著作の一つに本書を上げる。資本主義の生成・発展を追いながら、観念の変容、自然科学的、哲学的世界像の変容を活写した思想史の古典。世紀を経て蘇る。
序論として 水田洋
社会秩序と世界観
興隆する資本主義の自然観
a 観念論と唯物論
b 普遍主義と個別主義
c 目的論と因果論
d 質と量
興隆する資本主義の哲学
a 教理の諸体系
b 批判哲学
c 弁証法哲学
組織された資本主義の世界観
マルクス主義の歴史観と哲学
原注
訳者あとがき
人名索引
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