本書は、グローバル経済における輸出主導型経済成長戦略によっては利益を受けることができない、あるいはきわめてわずかしかその恩恵にあずかれない、貧しい国の大多数の人たちについて書いている。こうした「排除された」大多数の人たちにとって、その生を受け入れられるものにするには、「トリックル・ダウン」(滴下。経済成長によって全体のパイを大きくすれば、パイの一部が滴たりおちて、下の階層の社会経済状態も改善されるとする仮説)型開発とは大きく異なる何かが必要とされている。それは一言でいうとオルタナティブな開発である。その開発の大枠を素描したのが本書である。
レビュー(0件)