かつては全国大会連続金賞、その象徴的存在としてマスコミにも頻繁に取り上げられた黄金時代を持つ、名門高校吹奏楽部。子供の頃に演奏会で魅了された幼馴染の茶園基(ちゃえん・もとき)と鳴神玲於奈(なるかみ・れおな)は入部したものの、現在の吹奏楽部にかつての栄光は見る影もない。そこへ突然、黄金時代の部長だったレジェンド・不破瑛太郎(ふわ・えいたろう)がコーチとして戻ってきて、一年生の基を部長に任命した。
部に渦巻く嫉妬とプライド、大学受験のプレッシャー、才能への不安と選抜オーディションの恐怖。一年生部長を擁する名門吹奏楽部は今年、全国大会開催の地・名古屋への切符を手にする事ができるのか。
「高校時代が一番輝いてた、なんて言う大人にはなるなよ」--コーチとして部活の真剣な舞台に戻ってきた瑛太郎は高校生との時間に何を見つけられるのか。
悔いのない高校生活とは。部活動にすべてを賭ける「今」は、どんな未来へと繋がっているのか。青春小説の名手・額賀澪が紡ぎだすリアルで美しい言葉たちが奔流のごとくあふれ出し、高校時代の輝きを懐かしむ全ての大人たち、部活動に青春をささげる中高生の胸に突き刺さる!
涙腺決壊の王道青春エンタメ小説!
レビュー(47件)
中学生に
中学生2年女子に。読みやすいし、とても面白いとの事。
不満
入っていた袋が大きく、ちょっと雑な梱包でした。動き回っていたのか表紙が折れていました。
力量不足
中学時代、吹奏楽部に所属していた主人公は、既に燃え尽き、高校では帰宅部も視野に入れていたが、たまたま有力中学から来た同級生の影響などもあって再び、吹奏楽を始める。この高校の吹奏楽部は7年前、全国制覇を成し遂げているものの、その後は鳴かず飛ばず。そんな時、往時の部長が指揮者として着任、主人公は1年生ながら部長に抜擢されてしまう。熱血スポ根といった塩梅の青春小説だが、あまりにも筋立てが粗い。人間はもとより学内の諸問題などが全く描かれておらず、消化不良。褒めて良いのは表紙絵だけ。