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激しくて、物静かで哀しい、100パーセントの恋愛小説! あらゆる物事を深刻に考えすぎないようにすること、あらゆる物事と自分の間にしかるべき距離を置くことーー。あたらしい僕の大学生活はこうしてはじまった。自殺した親友キズキ、その恋人の直子、同じ学部の緑。等身大の人物を登場させ、心の震えや感動、そして哀しみを淡々とせつないまでに描いた作品。 第六章(承前) 第七章 第八章 第九章 第十章 第十一章
激しくて、物静かで哀しい、100パーセントの恋愛小説! あらゆる物事を深刻に考えすぎないようにすること、あらゆる物事と自分の間にしかるべき距離を置くことーー。あたらしい僕の大学生活はこうしてはじまった。自殺した親友キズキ、その恋人の直子、同じ学部の緑。等身大の人物を登場させ、心の震えや感動、そして哀しみを淡々とせつないまでに描いた作品。 第六章(承前) 第七章 第八章 第九章 第十章 第十一章
レビュー(1850件)
高校生の頃に読んで、再読したく購入しました。 この作品も発表から37年も経つんですね。
村上春樹の原点がここにあります!
本書は、独特の世界観で読者を圧倒してきた村上春樹氏の原点があるに思われる作品です。「限りない喪失と再生を描いた究極の恋愛小説」とよく言われますが、まさにその通りだと思います。暗く重たい雲をとおしり抜けると、そこはハンブルグ空港だった。着陸すると天井のスピーカーからビートルズの「ノルウェーの森」が流れだした、という一文は、私には強く心に残っている文章です。その圧倒的な筆致で読者を魅了してくれる村上ワールドが始まります。
二人の女性との、不思議な関係。 登場人物それぞれに癖があり、そういった面白さが物語に引き込みます。
とても良い本だと思います。おすすめです。
中学生に読んだ本のリピート。 懐かしかったぁ。。