作品を書く人は、1行・1ページを書きたいために長々と文字を書き連ねていく。4集の「咳」では、誰もが家の中で感じている怖さをというものを書いてみたいと思った。「コンビニの幽霊」では、日常の生活の中で大人達と違った感性で異次元を感じているのでわないかとの思いから書いてみることにした。「元駐在所警察官の最も恐ろしかった話」では、心のやさしい人は、生きにくいと言う話を書いた。「橋を彷徨う女の幽霊」では、迷信によって、身内の愛情より公の掟が優先される救いようのない事件を書いた。「元高校教師 川田次郎の不思議な話」では、自然に接した時、感受性の強い若者が経験してみたいと思う潜在意識によっておこる不思議な話を書いてみた。「幽霊屋敷」では、・・・「ばあちゃんの誕生だ!」その時、ぼくの体の隅々、表も裏も内蔵もありとあらゆる僕の細胞が、いっせいにビリビリ震え始めた。・・・たくさんの祖先の人たちが、新たな細胞の誕生の中で、喜びと感動の中で打ち震えているんだよ」と青年僧が静かに言った。青年僧の声を聞くと同時に、体の奥底から熱いものがこみあげ、止めどなく涙が流れて止まなかった。僕は一人ではないことを知った。「きき耳・見聞録」-町で拾った得するかも知れない話ーでは、命に近い場所で仕事をしている人は、そうでない人よりより数段も命や日頃の生活に関して貴重な話を無意識のうちに話しをしていることが多くある。運が良ければ、千金の話を聞くことができるかもしれない。確かー「耳を澄ましてご覧・・・」-と言う歌もある。ちょっとだけそのさわりを書いてみた。「どうされました」、「目が悪いんです」、「ばあさんここは眼科だよ」、「分かってますよ、名前があるんだから、ばあさんと言わないで下さいよ」、「ああ、すまんすまん、どうされましたか」、「目が悪いんですよ」、「ばあさん、目だけが悪いのではないんだよ」 てな具合です。どんな話が続くのでしょうか。
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