「争うのではない。競うのだ」。
学生最強の柔道家として大正初期に単身渡米。抜群の運動能力でアメフトから水泳、スキー、陸上まで多くの競技を体得したのち、科学的スポーツ論を引っさげ帰国。根拠なき精神論と権威に抗い、早すぎた“選手ファースト主義者"として旧態の組織と対立し、満洲に渡ってスポーツによる日中融和を目指すも挫折。戦後は特攻で失った息子への愛惜を込め「平和台競技場」の創設に尽力。1951年、「いだてん」金栗四三と共にボストン・マラソンで日本初の優勝者を輩出ー。 『Peace Hill 〜天狗と呼ばれた男 岡部平太物語』の著者が、8年余に亘る取材の成果をもとに、GHQから「平和台」を奪還し、“スポーツの神様"と呼ばれた男の生涯を描く。
プロローグ 昭和の巌流島
第一章 敗戦国に勝利を
第二章 天狗と呼ばれた男
第三章 コーチの覚悟とは
第四章 プロ対アマチュア
第五章 満洲から世界へ
第六章 宿命的な対決
第七章 迫り来る暗雲
第八章 喪失と絶望
第九章 平和への再生
第十章 遺された教え
資料:金栗四三による岡部平太の朝日賞授賞式での祝辞ほか
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