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誰が日本をダメにしたのか? 警世憂国対論。 中国がGDPで日本を抜き去り、韓国ではサムスンやLG電子が急激に業績を伸ばす一方で、我が国では、依然として景気回復が遅れ、900兆円以上の借金を抱えて立ち往生している。 大前研一氏と、同氏と交流のある柳井正氏の2人は、そんな日本に警鐘を鳴らし、世界に飛び出す必要性を説いている。実際にユニクロでは、世界戦略を進め、上海やパリなど世界各都市に旗艦店を出店して大成功を収めている。 ・誰が日本をダメにしたのか? ・「ユニクロ」はなぜ世界へ出るのか? ・そして、ビジネスマンと企業はグローバル社会で どう戦えばいいのか? 2大論客による警世憂国対論集。 ●主な内容(予定) 「もう黙っていられない」--柳井 「『失われた20年』に失った300兆円」--大前 「絶望的なのに能天気な国民」--柳井 「負け戦に突き進む『ミッドウェー後』とそっくり」--大前 「もはやレールの先は断崖絶壁だ」--柳井 「ジャパン・パッシングが本格化している」--大前 「『実行しない』『信念もない』為政者たち」--柳井 「グローバル時代に生き残る人材となるために」--大前 ほか 【編集担当からのおすすめ情報】 世界が注目する経営者、柳井正ファーストリテイリング会長兼社長(CEO)が初めて語る「憂国論」。 そして、屈指の経営コンサルタント・大前研一氏とともに論じる「復活への処方箋」。 そして、「グローバル時代に生き残る人材になるにはどうすればいいか」がわかる。ビジネスマン・企業経営者はもちろん、学生やキャリアウーマンなどにとっても必読の書です。
レビュー(242件)
読者
勉強になりました。 この国の将来が気掛かりです。
尊敬するお二人の共著です。 2010年10月初版。震災前の著作です。 このお二人は一体我が国の行く末をどのように考えているのか。 お二人の著作はそのほとんどをむさぼり読んでいますので、 内容は大体予想出来ましたが、 やはりかなり悲観的に見ています。 常々経営者視点から考えると 我が国は 「CEO(リーダー)不在」 「戦略的投資の欠如」 「放漫財務体質」 「硬直的官僚組織」 「戦略的人材教育の欠如」 「内輪もめ(足を引っ張るマスコミ)」 と考えていたところ、お二人の論も非常に似通っていて 欣喜雀躍してしまいました。 柳井氏は今まで政治に関する発言を一切してこなかったということ。 確かに全国展開する小売店経営者としては政治的発言は禁物です。 しかし、その禁を破って、是非我が国の為政者にモノを申したいという思いから、 柳井氏が師とされる大前氏との共著で書かれました。 特に民主党のブレブレの政策は手厳しく批評しています。 また我が国の先を見据えて、 世界に通用する人材を育てたいというお二人の意気には深く感銘しました。 「この国を出よ」 お二人が世に警鐘を鳴らし、先々のビジョンを示したところは 福澤諭吉先生の 「蘭学事始」 「西洋事情」 「脱亜論」 「学問のすゝめ」 「文明論之概略」 に通ずるものがあります(って言いすぎ?)。
一年前の本ですが
そうだな、次の日本のために・・・(以下略) と本気で考えました。 この期に及んでの今の政治に呆れてきたので。 海外のコルセンを足がかりに、外に出てみようかな。
出る!
日本に篭っていてはダメだ! 海外にでよう! という気持ちにさせられます。
特にインパクトがない
読むのは悪くはないが是非購入を薦めたいほどではない。WEBでも入手できそうな内容。