23年4月法改正で可能となった自動運転レベル4では「運転手がいない!」。誰が事故の責任を負うのか。飛び出してきた子供を避けるため誰かを犠牲にしなければならなくなったらAIにどう判断させるのか。市民が求める安全性のレベルはどうか?世界の動向も踏まえ倫理、法、市民意識から社会に受けいれられる方策を探る。
はじめに
1章 自動運転レベル4の準備はどこまで進んでいるか
1.1 日本の取り組み 〜世界に先駆けてレベル4に挑戦
1.2 世界の取り組み 〜欧米はどれくらい進んでいるか
1.2.1 ドイツ
1.2.2 フランス
1.2.3 アメリカ
1.2.4 中国
2章 誰の命を優先するかをAIに委ねられるか
2.1 トロッコ問題 〜人命と人命の選択
2.2 日本における解決 〜無罪にできるか
2.3 ドイツの倫理規則 〜ガイドラインによる解決
2.4 EUの倫理提言、イギリス倫理提言、ISO 39003 〜広域的な提言の意味
2.4.1 EUの倫理提言
2.4.2 イギリス倫理提言
2.4.3 ISO 39003
2.5 ELS(Ethical, Legal and Social Issues)と自動運転 〜なぜ自動運転だけ倫理問題が起きる?
2.5.1 理想の人命保護とは
2.5.2 想定される事例
2.5.3 事例に対する検討「人間」
2.5.4 事例に対する検討「システム」
2.5.5 「人命最優先」の意味とは
2.5.6 誰の人命が保護されるべきか
3章 自動運転では誰が事故時の責任を負うのか
3.1 自動運転レベル0〜2の刑事責任 〜一番普及している車の事故時の責任とは?
3.2 自動運転レベル3の刑事責任 〜いま最新の事故ケースは?3.3 自動運転レベル4の刑事責任 〜運転者不在の事故モデルと責任は?
3.3.1 特定自動運行実施者の教育義務
3.3.2 特定自動運行主任者の配置
3.3.3 特定自動運行主任者の義務
3.3.4 乗客の義務と刑事責任
3.4 自動運転に関するデータ 〜何をどれだけ記録すれば良いか?
3.4.1 日本におけるデータの取り扱い
3.4.2 ドイツにおけるデータの取り扱い
3.5 民事責任と保険 〜自動車保険が自動運転にどうかかわるか
4章 自動運転レベル4が社会に受容されるために必要なこと
4.1 安全性に対する厳しい市民の目 〜一般市民と専門家の溝
4.2 社会が受容するために何をすべきか 茨城県境町・栃木県の自動運転バス実証実験の成果から
おわりに
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