フロイトはなぜ、反ユダヤ主義が迫りくるウィーンに留まり続けたのか?
死因となった上顎癌の主治医との関係は?
精神分析はなぜナチズムを批判できないのか?
倫理をどうとらえていたのか?
フロイトの生きた時代はヨーロッパ近代から現代への移行期で、多彩な出来事に満ちていた。そこでユダヤ人として生きたフロイトと、彼によって生み出された精神分析について、ナチスの時代を中心に、上記のような尽きない疑問に応える形で掘り下げていく。
第一章 フロイトと歴史感覚ーーフロイトに歴史のセンスはあったのか?
第二章 フロイトはなぜ啓蒙の皮をかぶったのか?--シャルコーの転身とフロイト
第三章 フロイトと反ユダヤ主義ーーフロイトはなぜ「不快の都」にとどまり続けたのか?
第四章 フロイトの癌とその主治医
第五章 フロイトと日本ーーフロイトは日本人を本当はどう思っていたのか?
第六章 シュールレアリスムと精神分析
第七章 ウィリアム・ジェームズはなぜフロイトを招いたのか?
第八章 文化人類学という目線ーー精神分析にまつわるひとつの葛藤について
第九章 精神分析はなぜナチズムを批判できないのか?
第十章 精神分析と倫理
補 章 フロイトの生きた時代ーーおもに1920年代を中心に考える
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