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地上と静止軌道以遠をむすぶ軌道エレベーター。クラーク『楽園の泉』など、クリーンで効率のいい宇宙への往復移動手段としてSFでは必須のアイテムである。宇宙の商業・軍事利用が語られるようになって、実現へむけた具体的な活動も近年増えている。この近未来の宇宙輸送システムの原理や建設に必要な素材や技術をわかりやすく解説した名著を、宇宙エレベーター協会会長・大野氏と金子氏の対談を追加して待望の文庫化。
地上と静止軌道以遠をむすぶ軌道エレベーター。クラーク『楽園の泉』など、クリーンで効率のいい宇宙への往復移動手段としてSFでは必須のアイテムである。宇宙の商業・軍事利用が語られるようになって、実現へむけた具体的な活動も近年増えている。この近未来の宇宙輸送システムの原理や建設に必要な素材や技術をわかりやすく解説した名著を、宇宙エレベーター協会会長・大野氏と金子氏の対談を追加して待望の文庫化。
レビュー(21件)
面白かった。軌道エレベーターは人類の未来そのものです。これが実現しなければ宇宙への進出など、まさに夢で終わってしまうでしょう。技術的には不可能ではないのだから、政治や経済の力を結集して、できる限り早く実現してもらいたいものです。
息子に頼まれて購入しました。中学校の卒論に使用するようです。内容は私には・・・
題名のとおり、軌道エレベーターについて科学的にやさしく解説している。科学好き、SF好きの子供には最適ではないか。ただ、実現性からみたらスカイフックが現実的、との論旨は軌道エレベーターを夢見るものにとっては邪道。
軌道エレベーター(宇宙エレベーター)について、その理論や構想等がわかりやすく書かれています。またその内容も理系的でありながら噛み砕いたものとなっているため、力学等がわからない人でも楽しんで読めるかと思います。 ただし、本書で書かれている内容は軌道エレベーターの理論や構想に留まるものであり、社会的な問題(例えば軍事衛星等)までは言及していないので、そういった側面に興味を持つ方には不向きとも言える。 最後にこの本をあえて1行で説明するとするならば 「軌道エレベーターは人類の浪漫である」 これに尽きるだろう。
宇宙に架ける橋
地上と静止軌道以遠を結ぶ軌道エレベーター。原理、建設に関してわかりやすく解説。