町家・民家・寺社など伝統的構法による木造建築物を設計するには、その優れた変形性能を生かすことが重要だ。本書は、石場建てを含む伝統的構法の構造や設計の考え方などの基礎知識、限界耐力計算を発展させた計算法と設計手順、事例、設計資料を掲載。新築の耐震設計、改修の耐震診断・耐震補強に役立つ実践的マニュアル。
◎本書出版の目的と経緯
石場建てを含む伝統的構法は、2007年の法改正における建築確認・審査の厳格化によって、新築が難しい状況におかれてきた。
これを打開するために、2008年4月に国土交通省補助事業として「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験検討委員会」が設置され、石場建てを含む伝統的構法木造建築物のための設計法が検討された。その成果である「詳細設計法」案と多くの知見をもとに、本マニュアルでは、伝統的構法の良さを生かして、実務者が実践的に使える設計法としてとりまとめた。
新築の伝統的構法の設計に、また既存の改修に活用されることを期待している。
レビュー(0件)