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密室殺人の凶器は まさかの豆腐!? 前代未聞のユーモア&本格ミステリ! 村上貴史氏(ミステリ書評家)絶賛! 「ロジックに染められたミステリならではのマジック」 奇想ここに極まれりーー 本格ミステリの玉手箱! 戦争末期、帝國陸軍の研究所で、若い兵士が頭から血を流して倒れていた。屍体の周りの床には、なぜか豆腐の欠片が散らばっていた。どう見てもこの兵士は豆腐の角に頭をぶつけて死んだようにしか見えないないのだが……前代未聞の密室殺人の真相は!? ユーモア&本格満載、おなじみ猫丸先輩シリーズ作品も収録のぜいたくなミステリ・バラエティ! 変奏曲・ABCの殺人 社内偏愛 薬味と甘味の殺人現場 夜を見る猫 豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件 猫丸先輩の出張 解説/村上貴史
レビュー(11件)
読み始めると途中で止められません、短編ですと一話でやめることができるので最近は短編集を愛読しています。
『猫』のタイトルがつく2作品以外は、星新一的な世界観だと思いました。 だからなのか、『薬味と甘味』以外は、展開やオチがかなり早い段階で分かりました。 「コレは本人に返ってくるな」とか、「このチラッと出てくる人が犯人」とか、「自作自演」とか。 むしろそれを見越して、ゆるい作りにしているのでしょう。 だとしても、タイトル作の『豆腐の角に』は、もうひとひねり欲しかったです。