九州のキリシタン大名がローマに派遣した天正遣欧使節。四人の少年はヨーロッパで文化交流の記録を残して帰国した最初の日本人となった。彼らが日欧双方にもたらした衝撃とはどのようなものだったのか。八年間の往復行だけでなくマルコ・ポーロの時代まで遡り、イエズス会日本開教以来の遣欧計画、旅程、彼らの知的遺産などからその全貌に迫る。
天正遣欧使節とはなにか プロローグ/1 知られざる日本、知られざるヨーロッパ(西方がみた日本、日本がみた西方〈最古の日本情報/非漢字文化圏との相互認識/『東方見聞録』の日本情報〉以下細目略/具体化するヨーロッパにおけるインド・琉球・日本/東アジア地域の胎動)/2 遣欧使節構想の誕生(日欧邂逅の時代/遣欧使節構想の変遷/天正遣欧使節の誕生)/3 天正遣欧使節の旅(長崎からイベリアへ/ローマおよびイタリアの諸都市にて/日本への長い帰路)/4 天正遣欧使節の知的遺産(ヨーロッパへの衝撃/日本へ持ち帰られた情報/伝説となった遣欧使節)/幻想と憧憬のインドを越えて エピローグ
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