●「研究とその読者の臨床経験をつなげ,精神分析全体の流れを見直し,必要な基礎知識の系統的な理解を助ける」ことを目的に,2年間にわたるセミナーの講義録をシリーズ化。第1巻となる本書では「精神療法の構造と過程」から筆を起こし,「精神分析的面接」の概要,さらに「入院患者の精神療法」までを解説。
●目次
まえがき
精神療法の構造と過程 その一
I 特殊精神療法と一般精神療法
II 精神療法の基本的要素ーー治療構造論入門
A 外的な治療構造
(1) 治療構造の概念について
(2) 空間的な治療構造 面接室をめぐって/空間的配置について/治療者・患者の数について
(3) 時間的構造について 治療時間と約束制度/面接の回数について
精神療法の構造と過程 その二
B 内的な治療構造
(1) 面接のルールと構造化(場面構成)
(2) 治療契約
治療契約の内容と不平等性/治療契約と力動的葛藤/アポイントメントをめぐって/外来治療と入院治療における
アポイントメント/プライバシーの厳守
III 治療過程における基本的な現象
(1) 抵抗現象の 治療者・患者の精神療法への親和性/患者側の動機づけと治療経験史
精神分析的面接 その一
I 面接とは
II 診断面接
(1) 診断面接の進め (2) 動機づけについて (3) 患者の抱く不安 (4) 誰が動機づけたのか
III 情報の取り扱い方
IV 面接場面で配慮すること
V 解釈面接と相談面接
VI セラピューティック・コンサルテーション
精神分析的面接 その二 発達診断
I ばじめに
II 診断面接の流れーー患者さんの気持を理解する
III 面接をふり返って
IV 面接から得られる資料のまとめ方
(1) 患者紹介から検査結果まで
(2) メタサイコロジカルな評価
欲動の評価/自我の評価/超自我の評価/力動論的ー発生論的定式化
(3) 症例についてのメタサイコロジカルな評価
主訴から精神的現症まで/欲動・自我・超自我の評価/力動論的ー発生論的定式化
V おわりに
精神分析的面接 その三 診断面接
I はじめに
II 診断面接の流れーーすれ違いと最初の出会い
III 最初の出会いについて
IV 診断面接ーー患者さんとの対面
(1) メタサイコロジカルな評価 欲動の評価/自我の評価/超自我の評価/力動輪的ー発生論的定式化
(2) 診断 分析可能性について
V おわりに
入院患者の精神療法 その一
I はじめにーー精神分析療法と精神分析的精神療法の区別 II 精神分析の入院場面への応用ーーテーゲル・サナトリウム III 面接偏重主義と行動・対人関係パターンの重視 IV メニンガー・クリニックの場合ーー個別化と態度の処方 V 看護婦の主体性尊重 VI 情報伝達をめぐって VII 精神療法医と病棟主治医の分化 VIII 小社会としての病院ーーとくに階層秩序と権限の委譲について
入院患者の精神療法 その二
I はじめにーー前回のまとめ II 症例ーー病院内対人関係・行動パターンの重視 III 自己変化的症状と環境変化的症状 IV 特別患者ーー内・外の分裂 V 力動的な診断および治療 VI 精神分析医と病棟主治医 VII 情報伝達をめぐって VIII その他病棟主治医の二、三の役割について
精神分析セミナー第 I 期講義内容
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