江戸時代の多彩な文化は、人びとの生活や思想にいかに反映されたのか。寺社・学問・医療・旅・文芸・出版物などをめぐる新たな潮流を生み出し、受けいれた社会に光をあて、身分と地域を超えた人びとの営みを描く。
プロローグ 多彩な文化をみる視角…小林准士/近世的な政教関係の形成…林 晃弘(豊臣秀吉の寺院政策/徳川家康の寺院政策/幕府寺社奉行の成立と仏教教団/一七世紀後半への展開)/コラム1 大名にとっての文芸…佐竹朋子/仏教教団・宗派の構造…朴澤直秀(時宗の統属関係/市屋派本寺金光寺をめぐる争論/末寺西蓮寺をめぐる状況)/民間宗教者の活動と神社…梅田千尋(多賀大社の宗教者組織/坊人の活動形態/御師と願人/神事舞太夫/勧進宗教者の歴史的展開)以下細目略/学問流派の分立と教育・教化…小林准士/民衆の生活における思想・信仰…上野大輔/民間社会からみる書物文化と医療の実態…鍛治宏介/コラム2 春画の出版にみる近世の書物と社会…石上阿希/近世の寺社参詣とその社会的影響…原淳一郎
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