世界の中での日本の存在感が低下しつつある原因の一つはゆとり教育に端を発する教育の劣化と、自信と誇りの喪失にあり、高等教育にも深刻な影響を与えた。電気・電子工学分野の教育が戦前においても非常に高いレベルであったことを実証する古い講義ノートを披露する。本第十巻が池田氏が受講し残された講義ノートの最後のものである。電気測定法、電気計器が電気電子工学分野で重要なことは当然で、電気設計、基礎機械設計学と共に基本的な考え方、方法は余り大きく変わっていないが、平成の現代は驚異的進歩をした半導体デバイスとコンピュータの成果が取り込まれ、設計製図などは全く様相を異にしている。しかし本質的なところは戦前の教育でも高いレベルで行われている。
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