勉強が楽しいはずない。特に子供が勉強しないのは「勉強は楽しい」という大人の偽善を見透かしているからである。まず教育者は誤魔化さずこれを認識すべきだ。でなければ子供が教師の演技を馬鹿馬鹿しく思い両者の信頼関係が損なわれる。僕は子供の頃あまりに美化された「勉強」に人生の大事な時間を捧げる必要があるか疑った。が、現在(正確には21歳から)は人は基本的に勉強すべきだと考える。そう至ったのは何故か? 人に勝つため、社会的な成功者になるためではない。ただ一点「個人的な願望」からそう考える理由を、本書で開陳する。
レビュー(84件)
間違ってはいないが、徐々に闇の中で苦しむ著者がイメージできてしまう。
親が子供にしてほしい事、 まず親がやっているのか??この1冊を通じて丁寧に問いかけられました。 大人も学ぶ事を忘れない、子供以外にも興味の対象を持って生きたいと感じました。
いつもながらの森節
いつもながらの森節がファンには非常にうれしい。勉強については筆者は非常に前向きだ。この本を読んで本当に良い点は、勉強しなければという義務感から解放されることだ。なんとなくしなければならないではなく、目標をもって取り組めば楽しくなるということがよくわかり励まされる。