医学のあゆみ 脳血管内治療の最前線と近未来 291巻7号[雑誌]
・カテーテルを使用した脳血管内治療は、脳血管障害の治療に不可欠な方法として確立されている。
・硬膜動静脈瘻などの一部の疾患では第一選択となっているが、頸動脈狭窄症など外科手術との選択が必要となる疾患もある。また、脳動静脈奇形や頭蓋内動脈狭窄症では有効性がまだ確立されていないなど、適切な治療法の選択には深い知識が求められる。
・この分野は急速に進歩しており、新しいデバイスが次々と開発されている。本特集では、第一線の専門家たちが各疾患に対する最新の治療法と近い将来の展望について解説する。
■脳血管内治療の最前線と近未来
・はじめに
・脳動脈瘤に対する脳血管内治療の最前線ーー新たな治療機器、フローダイバーターと瘤内デバイス
〔key word〕コイル塞栓術、フローダイバーター、瘤内デバイス
・脳動静脈奇形治療の最前線
〔key word〕脳動静脈奇形(AVM)、経動脈的塞栓術、塞栓物質
・頭蓋内硬膜動静脈瘻治療の最前線
〔key word〕シャント、脳皮質静脈逆流(RLVD)、経動脈的塞栓術、経静脈的塞栓術
・脳血栓回収療法の最新情報
〔key word〕脳主幹動脈閉塞症、脳血栓回収療法、適応拡大、費用対効果
・頚動脈狭窄症治療の最前線
〔key word〕頚動脈狭窄、頚動脈ステント留置術(CAS)、脳卒中治療ガイドライン
・頭蓋内動脈硬化性病変に対する血管内治療の現状と展望
〔key word〕頭蓋内動脈硬化性病変(ICAD)、ICADを基盤とした急性期脳主幹動脈閉塞症(ICAD-LVO)、頭蓋内動脈硬化性狭窄症(ICAS)、血管内治療(EVT)
・慢性硬膜下血腫に対する血管内治療
〔key word〕慢性硬膜下血腫、中硬膜動脈(MMA)塞栓術、再発
・脳血管内治療用デバイスの近未来
〔key word〕ネックブリッジステント、フローダイバーター、大口径吸引カテーテル
●TOPICS 疫学
・膵臓癌とメタボリック症候群の隠れた関係ーー膵臓癌はメタボリック症候群の改善により予防できるか?
●TOPICS 生化学・分子生物学
・骨格筋線維タイプの決定機構ーー速筋タイプ2B筋線維決定因子の同定を中心に
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(16)
・制御性T細胞の組織恒常性維持機能における抗原特異性の役割
〔key word〕制御性T細胞(Treg)、抗原特異性、T細胞受容体(TCR)、組織恒常性維持、通常型T細胞(Tconv)
●細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望ーー臨床への展開(2)
・自己完結型肝硬変再生療法に至る基礎的研究から治験まで
〔key word〕再生医療、肝硬変、骨髄間葉系幹細胞(BMSC)
●FORUM 数理で理解する発がん(17)
・モランモデルの期待値・分散・固定確率
●FORUM 戦争と医学・医療(5)
・第二次大戦下の医学研究と今日の医学研究倫理
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
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