なぜ人はお寺に行くと心癒されるのか?仏像には如来、菩薩、明王、天部とさまざまな種類があります。仏像の見分け方や鑑賞方法とともに重要なのが、「うつわ」である建物の見かた。これをセットで見ることで、仏の世界がぐっと身近になるはず!本書は仏像とともに、その入れ物である寺院建築の見かたを解説しています。これを理解しないと先人達の秘めた願いは見えてきません。なぜならば、人々を病気や災いから守り、仏の世界へと導く精緻な仕掛けが、仏像の持ち物やしぐさだけでなく、建物の配置やディテールにも込められているからです。
レビュー(9件)
このシリーズはとっても面白くて勉強になります。が宗派がちょっと偏り過ぎかな~?
仏の世界とお寺を結び付けた解説は初心者には適度な情報。その解説は写真ではなく敢えて絵図としているところも実際に訪れてからの感動を残しておいてくれているようでうれしい。その世界は奥深く旅先で訪れても知らずに見過ごしていたことを知り、再訪問の意欲が出てきた。暮らしを楽しくさせてくれる満足の一冊。