ここに「ハードボイルド」にこだわりつづける一人の男がいる。小鷹信光。自他共に認める、日本ハードボイルド界の第一人者である。そんな彼が、改めて自分にとっての「ハードボイルド」とは何かを問い直したのが本書である。ハードボイルドの語源から、日本における意味の変遷、翻訳出版をめぐる人間模様にいたるまで、膨大な資料とユニークなエピソードを交えて語る、集大成ともいうべきエッセイ評論。巻末に「ハードボイルド」という言葉の発生と推移を考察した「研究篇」、ハードボイルド派の作家とその代表作、関連書目などを網羅した「資料」を付記。
レビュー(4件)
“小鷹ブランド”渾身の一冊!
小鷹氏の著作「探偵物語-赤い馬の使者-」の文庫版あとがきで 「ハード・ボイルド・ミステリファンにとって小鷹信光の名前はブランドだ~」 と書いていたのは、真保裕一だったか・・・? 私も若い頃から、ハメット、クラムリー作品等このジャンルの小説は 「小鷹訳なら間違いない!」と氏の名前をアンテナにしながら読んできたようなものです。 その“小鷹ブランド”御本家が満を持してのご登場! ファンならば、これは買わずばなりますまい! 冒頭の献辞は、戦後日本において ハードボイルド小説普及に貢献されたそうそうたる方々 (田中小実昌氏、小泉喜美子氏…等等、小鷹さんの先輩諸氏で故人)に捧げられております。 初っ端から、なんか泣けてきました(T_T)
あの小鷹さんの著作!、ということで買いました。じっくりと読みたいと思います。