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東京海上で営業を学び、P&Gでマーケティングを学び、楽天の上級執行役員としてインターネットビジネスを学び、Facebook Japanの代表取締役としてマネジメントを学び、満を持して起業した長谷川氏。 彼はP&G時代に身に着けた「1枚にまとめる」手法を、その後のビジネスにも活かし、大きな成果を上げたという。そのことをnoteに発表すると大きな反響があった。講演でも最も反響の大きい題目だという。ミーティングにも、経営戦略シートにも、履歴書にも活かせる「1枚にまとめる技術」を、丁寧にわかりやすく紹介する1冊。 P&Gには、企画について「1ページメモ」にまとめるという文化がある。そこには、「目的」「背景」「提案」「ディスカッションポイント」「ネクストステップ」が簡潔にまとめられて書かれている。 長谷川氏はこのメソッドを身につけ、その効果を実感した。この1枚を見ながら話せば、会議ではお互いのコミュニケーションに食い違いがなく、スムーズに討議が進むという。長谷川氏はそれをベースに発展させ、楽天やFacebookに映ってからも活用した。もちろん起業した今でも打ち合わせの前には必ず用意する。 この「1枚」があれば、「長いだけで無意味な会議」や「何のためにやっているのかわからない会議」から脱出できる。また、この1枚を作ることであなたの考えは研ぎ澄まされ、交渉ごとが有利に進められることは間違いない。上を目指すビジネスパーソンであれば、ぜひ身につけたいメソッドだ。 第1章●仕事が劇的に変わる「1ページ思考」 ・人を巻き込めなかった理由 ・「1ページ」にまとめる、という気づき ・必要なのは、主に5項目 ・項目を埋めればいいわけではない ・思考を研ぎ澄ますことになる ・ノーミーティング、ノーディシジョン ・多くを伝えても人は動けない ・ワンページの「やってはいけない」 ・型をしっかり身につける 第2章●人を巻き込む「1ページ」メモのフレームワーク ・「1ページ」メモを作る前に ・オフラインでも、オンラインでも ・その場で爆速サマリー ・「会議力」が大幅にアップする ・「目的」 ・「背景」 ・「討議ポイント」 ・「ネクストステップ/段取り」 第3章●商談から人生設計まで。「1ページ」の使い方 ・社内ミーティング ・商談、社外ミーティング ・上司とのワンオンワン ・戦略、ビジネスプラン ・学びの蓄積 ・人生・キャリア 第4章●まずは手書きで。「1ページ」を作るプロセス ・大枠の構成を作る ・箇条書きで肉付けする ・余分な要素を削る ・完成に近づける ・レイアウトを整える ・推敲する ・完成 ・バッティングしたとき
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ブックライター上阪徹先生の本です。
ブックライター上阪徹先生の本です。インタビューを重ね、忙しい著者の替わりに本を執筆されています。 著者の仰った内容を的確に表現しています。 様々な分野の内容をこれまでも執筆されており、どれも興味深い内容でした。 過去の著書も大変興味深く、勝手に人生の師匠の中の一人にさせて戴いております。 読むのが楽しみです。