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大人気酪農青春グラフィティ第2弾・夏編! 都会育ちの八軒勇吾は、戸惑いながらも大自然に囲まれた大蝦夷農業高校での日々に馴染んでいく。そして季節は、命ほとばしる夏へ。美味しかったり… 臭かったり…今年の夏は、ただ暑いだけじゃない… 日本中で大反響!大人気酪農青春グラフィティ 待望の第2巻!! 【編集担当からのおすすめ情報】 農業高校ってこんなに面白いところなんだ!酪農ってこんなに素敵なんだ!各方面で反響を呼んだ『銀の匙SilverSpoon』いよいよ第2巻の登場です!この巻で、お話は「夏の巻」に入ります。八軒が、なんと同級生のアキの実家にバイトで…ドキドキしながら、ググッとくるエピソードが満載です。是非、楽しんでください!! 第9話 春の巻 9 第10話 春の巻 10 第11話 夏の巻 1 第12話 夏の巻 2 第13話 夏の巻 3 第14話 夏の巻 4 第15話 夏の巻 5 第16話 夏の巻 6 第17話 夏の巻 7
レビュー(304件)
将来を見据えた専門学校生の頼もしさ
馬鹿をやりながら、高校生にして皆地に足がついているというか頼もしく見えるのは、多くの学生が自分が就く仕事を見据えて、人生設計の一環として学んでいるからかな 八軒くんはエリート親の元で育った少数派なのに、なぜか彼の目線に多くの共感を覚えるのは「特に将来を見据えているわけでもなく飛び込んだ農業高校で先輩や同級の専門学校生のような大人な雰囲気を浴びる」そんなIf体験としては彼の目線が一般人代表だからかもしれない。もちろん農業初心者としても一般目線だけど、人間として感情としても共感しやすい 最後に、農業/畜産業ネタやこんな作品を描く作者様に興味がおありな方には同作者の「百姓貴族」シリーズがおすすめです!
生と死
作者の代表作である「鋼の錬金術師」でも主人公が触れていた部分ですが、第2巻でも主人公が触れることになります。 季節は変わり、夏。 学校は夏休みで主人公・八軒はクラスメイトの御影の家でバイトをすることに。 そして、動物と関わっていくことで避けては通れない生と死に触れます。 次巻も早く読みたくなる、今後の八軒の成長が楽しみなっていく、そんな2巻でした。
前半はピザ回。 農業にかかわる学科、科目の守備範囲の広さが描かれています。まあ全部揃っているようなスーパー農業高校なんてのは北海道のような農業が盛んな地域でしかないのでしょうが。。 工業系も守備範囲はかなり広いのですが、生き物にかかわる分、農業系のほうが広い分野をカバーしている気がします。 しかし、農機具や重機、生産機械といった機械類や電気設備の設計・生産・修理、道路造成や圃場整備のような土木・建築部分は工業系が得意とするところでもあり、工業高校がご近所(?)という設定もなかなか面白いですね。 高校の理科でいう「生物」や「化学」系の学科に女子生徒が集中しがちで、基本男社会なところは似たり寄ったりで、それは大学も同じ、、思い出したら少し涙出てきた。。 後半は北海道のとてつもない大自然と、大規模農家いろいろ探訪のようなお話。 どんなに機械化、省力化を進めても、最終的には人の数と力が必要となり、それが畜産業の労働者不足、後継者不足に繋がる・・といったお話です。 その点、植物相手の農業はまだマシで、機械化、省力化が徐々に進み、野菜工場のように無人化に近いところまで持っていける可能性があります。 …が、それを実現するには電気をはじめとするエネルギーが必要な訳で、原子力発電からの脱却を目指すのはいいけれど、農業の効率化、省力化をすすめて、食料自給率のアップと収穫の安定化、農業従事者の負担軽減と食品の低価格化といった諸問題解決へのハードルは以前よりも上がってしまったなぁ、と、思ってみたり。 ※) 以下、本作と全く関係ない話。 原発に関しては政治的、外交的、軍事的、エネルギー政策的(確保・輸入)な面を考えると、継続しない訳にはいかないと思ってます。高速増殖炉が実用できた暁にはエネルギー問題の半分は解消されるかも知れません。 しかし、原発技術の高度化、安全化を完璧なまでに築き上げたとしても、政治や行政、事業主(経営者)といったヒューマン因子によって完璧性は簡単に崩れてしまいます。 大事なのは、技術開発や完璧性を築くところではなく、技術や施設を何十年も適正に運用し続けていくことです。 そしてそれは、原発を完璧に建設よりも遥かに困難だよなぁ、と、技術屋の真似ごとしている私は思う訳です。 というわけで「原発、継続するぞするぞ」詐欺でエネルギー輸入価格の足元を見られないよう外交努力するのが現実的かな!?
少しずつ...
現代の風刺と問題提起が盛り込まれ、面白いけど考えさせられる部分もあります。自分はエンターテイメントと割り切って読んでますが、ウザイと思う人はウザイって思うかも。
このシリーズに文句のつけどころはありません。背景も、キャラも、話の進み具合も、動物たちにも。久しぶりの継続購入コミックとなりました。