本書の目的は, 古典確率論と近代確率論の中間を時間をかけてゆっくりと歩みながら, 古典寄りの道程にある基本的事項をわかりやすく説明することである・サイコロ投げの問題からはじめて, 直観的な方法を交えながら, 確率空間, 独立性, 確率変数などの道標に示される基礎概念を紹介した後, 計算の道具としても理論的展開の手段としても有用な母関数, 特性関数などについて説明し, 大数の法則, 中心極限定理の解説をする.
この本を読むのに必要な予備知識は大学1 年生の数学の程度で足りるように配慮した.近代確率論の領域まで進むには, 測度論を同伴しなければならない. このため, 更に進んで学ぼうとされる読者のために多次元分布の1 節と若干の付帯事項を補った.
※ 本書は1995 年に刊行された『やさしい確率論』のリメイク版です
レビュー(0件)