副島隆彦氏推薦・解説
「いまこそ大天才・小室直樹に学べ!」
日本人の外交・戦争オンチは国際法の無知に理由がある。
戦争、国際政治、国際法は三位一体でないと理解できない。国際経済も加えれば四位一体となる。国家(ネーション)ができる前に、すでにヨーロッパには国際社会が存在していた。そのヨーロッパにおけるキリスト教共同体からいかにして、国家、資本主義、近代法、戦争が生まれたか。本書はその根源にある宗教を徹底分析したものである。そしてヨーロッパで生まれたこの怪獣は、世界中に広まり、新環境に応じて姿を変じていった。この怪獣の変貌を追跡し、その意味を真に把握する。でないと……我々は気がつけば戦場に立っていたという羽目に陥ることだろう。不世出の大天才・小室直樹だから解明できたヨーロッパ近代の根本原理。
レビュー(6件)
剥き出しの列強政治
本書、サブタイトル付けた方が良かったのでは? 例えば、「キリスト教から始まった近代国際社会」とか。すなわち、本書は「国際法成立史」って感じなんですよね。その意味で言えばとても面白い。「なぜ、キリスト教は近代を生んだか」という問題意識が根底にある。 さて、令和の時代にロシアはウクライナを侵略している訳だが、国連は無能を晒している。本書には「国際連合は剥き出しの列強政治」と書いてあるが、残念ながらその通りなんだよなぁ……。弱小国家(グローバルサウス)は対露避難に賛成しないわけだが、果たして彼ら、小室博士の言う「主権国家を名乗るだけの過程」を経ているのだろうか……。 ということで、昔の本の復刻にも関わらず、本書から得られるものは少なくない。
もう一工夫
もう少し具体的な内容を期待していたが残念です