- 14
- 3.36
あれから七年。小玉が養育する令月は七歳になった。 紆余曲折はあったものの小玉は皇后となり、文林と穏やかに年を重ね、円熟した夫婦関係を築いていた。 その反面、激務の重なる文林には確実に老いの陰が迫っていた。 そして迎える文林の死ーー 世代はめぐり、すべては然るべき姿へと変わっていく。 「母后陛下。あなたはもとより、自分勝手な方ではありませんか」 女たちが選ぶ道はどこに続いていたのか。 後宮大河物語、堂々完結! 紅霞後宮物語 あとがき
あれから七年。小玉が養育する令月は七歳になった。 紆余曲折はあったものの小玉は皇后となり、文林と穏やかに年を重ね、円熟した夫婦関係を築いていた。 その反面、激務の重なる文林には確実に老いの陰が迫っていた。 そして迎える文林の死ーー 世代はめぐり、すべては然るべき姿へと変わっていく。 「母后陛下。あなたはもとより、自分勝手な方ではありませんか」 女たちが選ぶ道はどこに続いていたのか。 後宮大河物語、堂々完結! 紅霞後宮物語 あとがき
レビュー(14件)
本編は、「第九幕」以降は不要、「第八幕」で打ち切りべきだった。「第九幕」以降は、鳳関係の話がメインと認識ていた。が、途中で消えてしまった。鳳とは何だったのか? しかも、エピローグで突然再登場。「第九幕」以降は、キャラの関係が入り組んでいて、ストーリーもよく分からなかった。今巻最後の方も意図的に人名が伏せられ、話もぼやかされ、理解不能。 「第九幕」以降は、死罪からのがれた鳳対小玉の話がメインと認識した。しかし、最終巻の「第十四幕」に至るまで、鳳と小玉が直接対決することがなかった。これが、「第九幕」以降の「伏線未回収」の最たるもの。「第八幕」以前は、子供を陰謀に巻き込むイライラ展開があったとはいえ、「小玉が勝ち切っていた」ことと、小玉が「女子校の憧れの女教師」的立ち位置だったことが救いだった。本シリーズは、あとがき含め、各キャラの「その後」先書きされていたので、小玉が「殺される」(負ける)ことがなく、「その死後、伝説化する」で辛うじて繋ぎ止められていた。
終わってしまった
シリーズ最終巻 あっけない完結、(え、これで終わり…?) 今までのテンポで「皇帝の崩御」により、終わり急いだ感を感じました ……面白いんですけどね 元気で物事にこだわらない小玉らしいラストでした
終わってしまいました。届いた時の感想は 薄っ!物語もさーっと流して終わらせてしまった感があり 残念。今まで何度も読み返すほど好きな本だったのに 最終巻は、、、という感じでした。
全巻購入
全巻購入しました。この物語のコミックも全巻購入しました。
もっと読みたかった!
農民から軍人、そして皇后になった小玉の物語が堂々の完結。 あれだけ拗らせていた文林と小玉がわりと円満夫婦になっていた。 次々と起こる面倒に揉まれた二人なりの絆の結果なんだろうか。 そして文林の死後…皇后を廃された小玉と行商のおばさんの会話が味わい深い。 たくましく生きるおばさんの力強さが素晴らしい。 この巻には五人の皇后(元皇后も入れて)が登場するが位を降りた皇后たちの我が道を往く感が清々しい。 康国の王室の修羅場 せめてお腹の子は幸せであって欲しい… 元の三羽烏の子たちのその後はどうなったのか、真桂、雅媛…消息が知りたい。 最後 困難に立ち向かおうとする亡国の姫君に小玉の物語が力を与えてくれるなら!