買ってみて、これは難しいかもしれませんが頑張って読みます,実に面白い作家ですね。それに頭も良さそうです。もっと早く知りたかつた。もう亡くなられたんですね。残念です。,とにかく面白くて夢中になって読みました。買って良かったです。,読んだ時から、自分でも買うと決めていました。ロシア、東欧独特の空気があり、「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」(切なく温かい作品です)同様、本人の自叙伝的な感じがします。作品のみならず、米原さんのトークも好きだったので、亡くなったのが残念です。,米原万里の初の小説。 フィクションですが、実話に基づいているためリアリティがあり、スピーディな展開に引き込まれ、一気に読了。 独裁者としてのスターリンの存在は勿論知っていたけれど、大粛清についてほとんど無知であった私は、まだ遠い過去ではない時代にこんなにも理不尽で残虐で悲しいことが行われていたことに大きなショックを受けました。 特に、我が子と引き離されて連行された女性たちに関する部分は、同じく子を持つ親として、涙が止まりませんでした。 小説としての面白さに加え、どこか遠い話としてしか捉えていなかったロシアの歴史上の実際の出来事についても関心を持つきっかけを与えてくれたこの本は、特別な一冊になりました。 もっともっと彼女の小説を読みたかった。 その早すぎる死が、残念でなりません。 著者が在籍していたプラハのソビエト学校が舞台なので、「嘘つきアーニャの真っ赤な果実」が好きだった人には特におすすめです。
レビュー(193件)
難しい?
買ってみて、これは難しいかもしれませんが頑張って読みます
オリガモリソヴナの反語法、
実に面白い作家ですね。それに頭も良さそうです。もっと早く知りたかつた。もう亡くなられたんですね。残念です。
面白かった!
とにかく面白くて夢中になって読みました。買って良かったです。
図書館で
読んだ時から、自分でも買うと決めていました。ロシア、東欧独特の空気があり、「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」(切なく温かい作品です)同様、本人の自叙伝的な感じがします。作品のみならず、米原さんのトークも好きだったので、亡くなったのが残念です。
圧倒的なリアリティ、そして哀しみ
米原万里の初の小説。 フィクションですが、実話に基づいているためリアリティがあり、スピーディな展開に引き込まれ、一気に読了。 独裁者としてのスターリンの存在は勿論知っていたけれど、大粛清についてほとんど無知であった私は、まだ遠い過去ではない時代にこんなにも理不尽で残虐で悲しいことが行われていたことに大きなショックを受けました。 特に、我が子と引き離されて連行された女性たちに関する部分は、同じく子を持つ親として、涙が止まりませんでした。 小説としての面白さに加え、どこか遠い話としてしか捉えていなかったロシアの歴史上の実際の出来事についても関心を持つきっかけを与えてくれたこの本は、特別な一冊になりました。 もっともっと彼女の小説を読みたかった。 その早すぎる死が、残念でなりません。 著者が在籍していたプラハのソビエト学校が舞台なので、「嘘つきアーニャの真っ赤な果実」が好きだった人には特におすすめです。