1912年、わずか3カ月のミュンヘン滞在の間に、若きデュシャンに何が起こったのか?
絵画放棄からレディメイドへの道。ラカンの言う「象徴的なものの啓示」。鍵は「“絵画”という名」である。
●またもや、芸術と精神分析?
発見的並行法のために/芸術と夢ーデュシャンとフロイト/話
●移行
ミュンヘン発の欲望(Wunsch aus München)/戦略/絵画のメタファー、女性/処女から花嫁へ/移行/そして、移行者
●理論的間奏
●啓示
二つの頂点/キュビスムの中のデュシャン/現実的なもの/象徴的なもの
●響き合い
ミュンヘン一九一二年/芸術労働者、マルセル・デュシャン
●色とその名
「ひとが色と名づけるこれらの奇妙な存在」/「ひとが語る色」
●レディメイドと抽象
クプカと純粋色の問題/ドローネーと職人技の問題/マレーヴィチと放棄の問題/アンフラ・マンス
●転化
「鉄の不可能性」/「可能なものの形象化」/「独身者は自分で自分のチョコレートを磨砕する」/伝統と工業/穴のあいた鍋
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