巨樹、龍宮、鬼、お釈迦様…。東アジア、漢字漢文の文化圏全般に共通して親しまれる説話モチーフは一体どのように誕生し、伝播していったのだろうか?東アジア説話研究の第一人者である著者が、世界観・群像・西洋との交流という三つの軸から、経典や絵画など、豊富な資料を駆使し、説話がたどってきた道のりを跡づける。
序章 説話への招待
1 東アジアの世界観
1 須弥山の図像と言説ーーアジアの宇宙観
2 龍宮をさぐるーー異界の形象
3 巨樹の宇宙ーー環境と生命
2 東アジアの群像
4 四つの門をくぐるとーー転生する釈迦伝
5 宝誌の顔ーー東アジアの肖像
6 見える鬼と見えない鬼ーー鬼の東アジア
3 東アジアと東西交流文学
7 授乳の神話学ーー摩耶とマリア
8 アジアのイソップーー〈東西交流文学〉の世界
9 二鼠譬喩譚・「月のねずみ」 追 考ーー説話の〈東西交流〉
結章 説話の東アジアへ
参考文献一覧
あとがき
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