作品が語りかけてくる静かな言葉にじっと耳を傾けてみる、本書はそんな鑑賞の仕方を提案する大型画集です。フェルメールの鍛えられた眼を通して表された世界の深淵に誘い込まれるように、作品を味わうことができます。
多数掲載された部分拡大図版によって、見過ごしがちな細部の工夫を発見することができ、また同時代の画家たちの作品と見比べることにより、画家の立ち位置や時代背景について理解が深まります。作品に寄り添う、近寄ってみる、比較する、これらの鑑賞方法によって、芸術作品の何が時代を超えさせる力を持つのかに迫ります。
レビュー(6件)
フェルメール作品に使われる色の中で効果的に使われている青色「フェルメールブルー」にならんで、印象的な黄色。その黄色の原材料が牛の尿ってはじめて知り衝撃でした。きれいな色がそんなものから・・・。 表紙をめくってすぐのフェルメール作品の大きさ比べも、あってよかったです。実物ではなく書籍で鑑賞すると、どうしても作品のサイズ感がわからなくなるので。