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「違法捜査は本当にあったのか?」水沼加穂留(みずぬまかおる)は神奈川県警の巡査部長。捜査一課への配属希望は通らぬまま三十歳までキャリアを重ね、春の異動で「訟務課」へ。警察が訴えられた民事裁判の対応をする部署だ。ほどなくして外部からも新人の新崎大也(しんざきだいや)がやって来る。淡々として同僚と関わらない彼だが、実は弁護士の資格を持つらしい。なぜ弁護士が警察職員に? そんな折、強盗犯グループへの違法捜査を問う裁判が発生し、加穂留と新崎が担当することに。威圧的な取り調べはなかったという捜査一課の言葉を信じ、彼らを守ろうと公判にのぞむ加穂留。しかし法廷で、関与した警察官の「嘘」が暴露されーー。 第一部 敗訴 第二部 R
レビュー(13件)
同じ作者をほとんど読んでいるが、展開は同じですね。 設定にやや無理があるように感じます。 鳴沢シリーズなど面白く思うものも沢山ありますが、年々人物、時間背景、場面設定に誤植が出てきます。 編集者なのか作者周辺なのかは不明ですが値段も高いので確実な印刷を希望します。 ちなみに、356ページの後ろから4行目の会話分中で相澤とすべき所が間違っています。 角川出版へも投稿しましたが返信なしです。