本書は、摂食障害の治療で定評のある、ロンドンのモーズレイ病院において、患者とその家族、援助者のためのテキストとして長く使われてきた。その目的は、摂食障害をかかえる人がその症状を改善し、自分らしく生活できるように手助けすることである。摂食障害、特に過食症の治療は困難であり、心の臨床家はその対応に悩まされている。患者は、自滅的、強迫的な思考パターンに陥り、最悪の場合は死に至ることもある。著者らは、動機づけ面接の技術をベースにして、多くの患者の体験談を挿入し、認知行動療法によるアプローチについてわかりやすく解説している。摂食障害患者が、治療のエッセンスを理解し、回復へと向かう旅をするのをサポートするまたとないガイドブックといえよう。
レビュー(2件)
納得の内容
図書館から借りて、とてもよかったので購入しました。 ストレスから低体重になり数年。食欲が戻ってくると食べ過ぎるようになって怖くて読みました。 イギリスの病院で、摂食障害の患者さんに手渡されてる本が元になっているというだけあってとても実際的な内容です。 簡単な心理テスト、ダイエットの弊害、摂食障害になる人の心の癖や幼児期の問題、その他の依存症など幅広く網羅しています。 情報は若干古いところもありますが(食後3時間で飢餓モードに入るなど。今では12時間と言われています)それ以外の点はとてもためになります。 日本でもいい本が出版されていますが一冊で済むというのはまれ。 たいてい、アサーションの本を併読しなければならなかったり、周囲に協力を求めなければならなかったりします。 これは一人で出来ることがたくさん書いてあるところがいいです。 面白いなと思ったのは週に一回、恥ずかしいと思う行為をしようという提案。 完璧主義は病気の元。すっぴんで外に出たり、穴の開いたストッキングをはいたりちょっと羽目を外してみませんか?ということ。ユニークです。
まだ全部読んでませんが参考になりそうです。