医学のあゆみ 細胞外小胞・エクソソームの医療応用の未来 2024年 291巻9号 11月第5土曜特集[雑誌]
・細胞が放出する微小な"メッセンジャー"、エクソソーム。 がん転移、疾患診断、薬物デリバリー、さらには生物種を超えた情報伝達まで、細胞外小胞(EV)のかかわる生命現象の解明が加速している。
・EVを用いた新規治療薬の開発が実用化段階に入り、関連産業も活発化している。治療用製剤の安全性に関する議論、世界市場の動向など、医療応用に向けた最前線も紹介する。
・生合成機構や動態研究、分析技術、疾患との関連、規制の動向など、基礎研究から臨床応用まで多角的な視点でEV医療の未来に迫る。次世代医療の鍵を握るエクソソームの可能性と課題をこの一冊に凝縮。
■細胞外小胞・エクソソームの医療応用の未来
・はじめに
●特別巻頭言
・新しい創薬研究としてのエクソソーム
●基礎研究および最近の研究トピック
・細胞外小胞の生合成機構
〔key word〕エクソソーム、マイクロベシクル、多胞体、低分子量Gタンパク質Rab
・細胞外小胞の動態研究
〔key word〕細胞外小胞(EV)、エクソソーム、細胞間情報伝達、マクロファージ、標識
・細胞老化と細胞外小胞
〔key word〕細胞老化、細胞老化随伴分泌現象(SASP)、がん、加齢性疾患
・血管機能と細胞外小胞
〔key word〕動脈硬化、血管透過性、炎症、腫瘍血管、細胞外小胞(EVs)
・細胞外小胞による免疫制御
〔key word〕免疫細胞、がん、自己免疫疾患、間葉系幹細胞(MSC)
・細胞外小胞を用いた薬物送達とペプチド化学の活用
〔key word〕機能性ペプチド、ドラッグデリバリーシステム(DDS)、マクロピノサイトーシス、エクソソーム化学
・細胞外小胞を用いた核酸医薬送達
〔key word〕核酸医薬品、エクソソーム、ドラッグデリバリーシステム(DDS)
・細胞外小胞における糖鎖
〔key word〕糖鎖解析、糖鎖工学、レクチンマイクロアレイ
●疾患における細胞外小胞研究
・脳疾患・パーキンソン病における細胞外小胞
〔key word〕細胞外小胞(EVs)、エクソソーム、パーキンソン病(PD)、αシヌクレイン(αSyn)、血液脳関門(BBB)
・血液疾患領域における細胞外小胞
〔key word〕造血器腫瘍、細胞外小胞(EV)、腫瘍微小環境、脂質組成、sPLA2
・肝疾患領域における細胞外小胞
〔key word〕細胞外小胞(EV)、慢性肝疾患、MASH、MASLD、臓器相関
・膵臓がんにおける細胞外小胞
〔key word〕膵臓がん(PDAC)、マイクロRNA(miRNA)、管内乳頭状粘液性腫瘍(IPMN)、診断マーカー、早期発見
・産婦人科領域における最新細胞外小胞研究
〔key word〕周産期医学、婦人科腫瘍学、生殖内分泌学
・細胞外小胞のプロテオーム解析とがん診断
〔key word〕がん、リキッドバイオプシー、プロテオーム解析
●細胞外小胞を用いた新規技術
・1粒子・超解像同時観察による細胞外小胞の動態解明
〔key word〕細胞外小胞(EV)、1粒子追跡、超解像顕微鏡
・細胞外微粒子の非増幅遺伝子検査法
〔key word〕CRISPR-Cas、1分子計測、感染症、非増幅遺伝子検査法、SATORI法、COWFISH
・ナノデバイスによる細胞外小胞回収法
〔key word〕ナノデバイス、分離回収、マイクロ流体デバイス
・涙液中の細胞外小胞を用いた診断
〔key word〕涙液検査、眼科疾患、神経変性疾患、がん診断
・イムノクロマト法による細胞外小胞の検出と診断、検査への応用
〔key word〕イムノクロマト法(IC法)、迅速簡便、高感度検出、2STEP検出、診断薬
・臨床検査への実用化を見越した全自動細胞外小胞回収および測定系の構築
〔key word〕臨床検査、抗体抗原反応、化学発光酵素免疫測定法(CLEIA)、全自動機
・細胞外小胞の表面抗原に対する抗体の利用
〔key word〕エクソソーム表面抗原、リキッドバイオプシー、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)、抗体スクリーニング
●細胞外小胞を用いた創薬開発
・肝硬変における細胞外小胞治療
〔key word〕間葉系幹細胞(MSC)、肝線維化、再生療法、細胞由来製剤
・肺疾患における細胞外小胞治療
〔key word〕細胞外小胞(EVs)、吸入療法、特発性肺線維症(IPF)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、lipofibroblast
・間葉系幹細胞由来細胞外小胞の実用化に向けた研究開発
〔key word〕再生医療、間葉系幹細胞(MSC)、細胞外小胞(EVs)、改変型EVs、品質
・植物由来小胞を担体とした新規DDS開発
〔key word〕ドラッグデリバリーシステム(DDS)、植物由来エクソソーム、経口投与薬、アセロラ
・アディポネクチンの細胞外小胞量調節を介した新たな作用機構
〔key word〕エクソソーム、アディポネクチン、T-カドヘリン、肥満、心血管疾患
・特殊ハイドロゲルを用いた細胞外小胞精製法
〔key word〕エクソソーム精製、高純度エクソソーム、エクソソーム療法
・細胞外小胞を用いたワクチン開発
〔key word〕抗原、デリバリーシステム、アジュバント
・デザイナーEVを活用したEVの理解と発展的利用
〔key word〕細胞外小胞(EV)、デザイナーEV、分子送達、合成生物学、バーコード
●実臨床を目指して
・細胞外小胞研究のあり方と臨床研究への応用
〔key word〕医療応用、エクソソーム、MISEV、創薬
・非臨床安全性評価におけるNew approach methodsとしての細胞外小胞の活用
〔key word〕細胞外小胞(EV)、毒性、一般毒性、生殖発生毒性、NAMs(new approach methodologies)
・PMDA専門部会における細胞外小胞治療用製剤の考え方
〔key word〕細胞外小胞(EV)、エクソソーム、治療用製剤、医薬品医療機器総合機構(PMDA)、医薬品開発
・細胞外小胞産生用培地および培地最適化技術の開発
〔key word〕細胞外小胞(EV)、生産技術、培地、培地最適化
・細胞外小胞創薬が作り出す新しい市場
〔key word〕細胞外小胞(EV)創薬、EV製造、不死化細胞、安全性試験、品質試験
・アンチエイジングとエクソソーム
〔key word〕アンチエイジング、エクソソーム、再生医療
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
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