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『かがみの孤城』『傲慢と善良』の著者が描く、 瑞々しい子どもたちの日々。そして、痛みと成長。 かつて、カルトだと批判を浴びた<ミライの学校>の敷地跡から、 少女の白骨遺体が見つかった。 ニュースを知った弁護士の法子は、胸騒ぎを覚える。 埋められていたのは、ミカちゃんではないかーー。 小学生時代に参加した<ミライの学校>の夏合宿で出会ったふたり。 法子が最後に参加した夏、ミカは合宿に姿を見せなかった。 30年前の記憶の扉が開くとき、幼い日の友情と罪があふれ出す。 解説・桜庭一樹
『かがみの孤城』『傲慢と善良』の著者が描く、 瑞々しい子どもたちの日々。そして、痛みと成長。 かつて、カルトだと批判を浴びた<ミライの学校>の敷地跡から、 少女の白骨遺体が見つかった。 ニュースを知った弁護士の法子は、胸騒ぎを覚える。 埋められていたのは、ミカちゃんではないかーー。 小学生時代に参加した<ミライの学校>の夏合宿で出会ったふたり。 法子が最後に参加した夏、ミカは合宿に姿を見せなかった。 30年前の記憶の扉が開くとき、幼い日の友情と罪があふれ出す。 解説・桜庭一樹
レビュー(229件)
女の子の白骨死体が見つかった事で小学校4年から6年まで夏休みの一週間通っていたミライの学校の事を思い出した法子。 小学校で親しい友達ができなかったが、其処で生活していた同じ歳の美夏と友達になれた。 美夏と法子の話しが織り交ぜながら進んでいき、あーそう言う気持ち分かるわと思いながら読み進めました。 子供心が丁寧に書かれているなと思いました。 ただ子供中心の話しなのでミライの学校の大人達の感情が全く伝わってこなかったのが残念でした。 問答と言いながらも結局大人達の都合の良い答えに誘導されているような気がしました。 ミライの学校は子供の自主性を育てるには良かったのかもしれませんが、子供の気持ちが無視され大人達の都合に振り回されている感じがして切なかったです。 久乃が亡くなって北海道に行った美夏の心理描写も読んでみたかったです。 此処が重要な気がするのですが…
辻村深月さんの作品は好きで大体読んでいます。今回も期待通りです。また時間をおいてもう一度読みたいと思っています。
辻村深月さんの作品が好きなので新しく出たとのことで早速購入し読みましたが、面白くて読みやすくて一気に読んでしまいました!
なかなかのボリュームでしたが一気読みでした。 辻村さんの作品はとても文章が読みやすくて、人物の心情がとても丁寧に描かれていて大好きです。 自分の幼少期を思い出し、なんかこんな風に子供ながらに気を遣ってたなぁとしみじみ思い出しました。
届いた時には、厚みに驚きましたが。 一気に読み進められるストーリーでした。 良かったです。 辻村さんは、好きな作家です。 いくつかの系統の作品がありますが、「人間の感情」を描く 作品は、いつも「意図」があって、好きです。