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やる気はあるのにできないことが多い、悪気はないのにやめられないことが多いなど、発達障害のある子どもの困りごとの「なんで?」や「どうしたらいいの?」を漫画でわかりやすくした子ども向けコミック。 よくある特性例を漫画で紹介しながら、周囲に理解されにくいことでも、自分でできること、助けを求めること、うまくいくやり方があることを異世界のキャラクターたちがアドバイスしていきます。 漫画以外の解説では、さまざまな困りごとや工夫などを紹介しながら子どもたちに寄り添います。 漢字にふりがなを付けて小学生でも読みやすく、「障害」などの言葉を使わず理解が進んでいいない子どもにも読ませやすくしました。 本人の自己理解や友だちの障害理解のため、保護者や教師が一緒に学ぶためのコミックです。 〈主な内容〉 ケース1 会話しているときに相手を怒らせてしまう ケース2 “話したい”気持ちをがまんできない ケース3 友だちに近づきすぎちゃう ケース4 あいさつをするのが苦手 ケース5 話をうまく伝えられない ケース6 一番じゃないと気がすまない ケース7 怒るとすぐに手が出ちゃう ケース8 忘れものや無くしものが多い ケース9 姿勢が悪くてやる気がないと言われる ケース10 触れると不快なものがある ケース11 教室や外で光がまぶしい ケース12 大きな音がするとこわくなる ケース13 味へのこだわりが強くて怒られる ケース14 夜眠れない、日中、眠くなる ケース15 お金を使いすぎちゃう ケース16 スマホ・ゲームがやめられない ケース17 読み書きが苦手で勉強ができない ケース18 困っているときに「助けて」が言えない ほかにもこんな困りごとはない?(緊張で言葉がうまく出ない、学校で話せない、疲れやすい、朝くらくらして起きられない、周囲の言動を気にしすぎる)
レビュー(5件)
子供にも親にも役立つ本でした
発達凸凹の子の親です。子供向けに書かれた本ですが、親にとっても接し方や支援の仕方、子供への説明の仕方を振り返る良い機会になりました。著者のあとがきにあるように子供は「親からの言葉を説教や叱責と受け取りがち」なので、親が直接子供に言わなくても、この本をそっと置いておくだけで、子供が自らの困り事を読んで認識するのは良い方法かな、と思いました。また本のタイトルや中身に「発達障害」という言葉が書かれてない事も、本人告知がまだの子供に渡す際に、躊躇せずに済みとても助かりました(巷にはこういった当事者や親向けの本があふれており、私も何十冊も読みました。が、どれも「発達障害」の言葉が書かれているので、本人に渡しづらかったので)。私にはとても役立つ本でした。ありがとうございました!
漫画で読みやすく分かりやすいのがいいですね!
親子で読めるのがよいと思います。 理想的には、親子で読んで意見交換し、 親子ごとに異なる、有効な取り組みが見つかるとよいです。
相手との距離感がわからない、忘れ物の多さの気になる小1息子に「学校生活の攻略本だよ」と買い与えました。私も一通り読みましたが、発達障害の有無関係なく、誰にでも優しい本だと思いました。あまり本や漫画は読まない息子ですが、食い入るように読んでいます。きっとどこかささるところがあるのでは。
おすすめです
子ども向けに購入しました。著者の方のブログもずっと拝読していますが、シンプルながらも要点がまとめられたわかりやすい内容、「発達障害」という単語を使わない配慮、どちらも素晴らしいものでした。