第18回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞、読書メーター「読みたい本ランキング」第1位(単行本部門 月間(2020年1月6日〜2020年2月5日))の作品が、待望の文庫化!
どんな紙でも見分けられる男・渡部が営む紙鑑定事務所。ある日そこに「紙鑑定」を「神探偵」と勘違いした女性が、彼氏の浮気調査をしてほしいと訪ねてくる。
手がかりはプラモデルの写真一枚だけ。ダメ元で調査を始めた渡部は、伝説のプラモデル造形家・土生井(はぶい)と出会い、意外な真相にたどり着く。
さらに翌々日、行方不明の妹を捜す女性が、妹の部屋にあったジオラマを持って渡部を訪ねてくる。
土生井とともに調査を始めた渡部は、それが恐ろしい大量殺人計画を示唆していることを知りーー。
レビュー(82件)
濃いジャンルの知識が満載
探偵役の職業が紙鑑定士というのがまず面白い。 各々違うジャンルを極めたオタクたちが 知り合ってその深い知識が事件解決の糸口に繋がっていく。 文体も読みやすく、サクサク読めてしまいます。
ネタバレあり
紙鑑定士という設定がとても独創的で魅力的。主人公や模型のプロの、ややいけてない設定、人柄もユニークで親近感を感じ、グイグイ物語に引き込まれ、テンポ良い展開に、あっという間に読み終えてしまいました。以下ネタバレ マイナス点としては、 1紙鑑定より模型鑑定がメイン 2犯人が、多重人格というありきたりの設定 3イケてないはずの主人公が、物語終盤で社長令嬢が元恋人と判明、急にイケてる人物設定に。 最後までイケてない主人公が紙の知識を駆使して解決する展開がベストかと。
リアリティはまったくないが
まあまあ楽しめた。 紙鑑定士といいながら紙の鑑定はほとんど関係なくて、模型の謎解きがメイン。 自分もモデラーなので楽しめたが、模型に興味ない人は楽しめるかどうか。