近年,生命科学や創薬技術が急速な発展に伴い,今までにない新たな作用機序を持った薬物や、従来から作用機序が明らかな治療薬群においても,より有効性の高く副作用が少ない薬物が開発されて、新薬として供給されるようになり、臨床現場で扱う薬物の数は、年々増加しているのが現状である。このような背景のもと、毎年改定して発売後間もない新薬を収載して、臨床における薬物治療に出来る限り対応できるように独自の教科書作製に取り組んできた。…… 執筆に当たっては一貫して「幹に当たる部分」を詳しく記すとともに出来る限り、オリジナル図表を加えながら薬効・薬理、作用機序、副作用をわかりやすく記述するように配慮している。また、2015年より導入された改訂薬学教育モデル・コアカリキュラムにも対応し、薬学共用試験CBTや薬剤師国家試験にも役立つように心がけるとともに、医療現場の実務実習でも活用できるように工夫した。学生諸君には、薬理学の本質を理解し,臨床における薬物治療に応用できる実力をつけていただきたい。本書がその一助となれば幸いである。2007年より発行されている第17版。
目次 (第17版)
1 薬理学総論
2 自律神経作用薬
3 神経筋接合部に作用する薬物
4 局所麻酔薬
5 中枢神経系に作用する薬物
6 呼吸器作用薬
7 心臓、血管系に作用する薬物
8 泌尿器・生殖器作用薬
9 血液・造血器系に作用する薬物
10 消化器系に作用する薬物
11 免疫と炎症に関連する薬物
12 ホルモンと内分泌・代謝疾患治療薬
13 抗悪性腫瘍薬
14 抗感染症薬
15 眼科領域で用いられる薬物
16 皮膚疾患治療薬
17 診断用薬
18 急性薬物中毒と処置薬
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