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とても興味があるけれど、むずかしくて理解できない……そんな代表的なものが、アインシュタインが提唱した「相対性理論」だろう。ところが、現代物理学にはその相対性理論よりも難しく、奇妙で、なおかつとても面白い理論がある。それが「量子論」。▼一番身近な例をあげると、最近はほとんどの人が持っている携帯電話やパソコンのもっとも重要な部品ともいえる半導体チップの中を支配している法則である。こればかりではなく、素粒子などのミクロの世界に適用されるもので、人などの遺伝子など生物の構造や進化、そしてマクロの極限である宇宙の創生までを解明するとされている。▼本書は、その量子論のポイントが一目で理解できるように、図やイラストを多数使って初心者向けにわかりやすく解説した格好の入門書。最先端物理学の不思議な世界を手軽に味わうことができる。▼監修は宇宙物理学を世界的にリードしている東京大学の佐藤勝彦教授。文庫書き下ろし。 ●序章 量子論の世界へようこそ ●第1章 量子の誕生 量子論前夜 ●第2章 原子の中の世界へ 前期量子論 ●第3章 見ようとすると見えない波 量子論の完成 ●第4章 自然の本当の姿を求めて 量子論の本質に迫る ●第5章 枝分かれしていく世界 解釈問題を追う ●第6章 究極の理論へ向けて 量子論が切り開く世界
レビュー(82件)
読みやすく、勉強になりました。
話の展開が、興味を維持するように書かれていて、最後まで非常に面白く読むことができました。 大学で学んだ化学への理解も、今さらながら深まりました。 パラレルワールドを暗示するような話が学問的なところで出て来たことには驚きました。 結局、量子論が十分には理解できないことも実感しました。
一冊から送料無料なので、とても利用しやすいです。子どもの読書レポート用に購入しました。特に問題なく到着し、良いお買い物でした。
むずかしいですが、
繰り返し読んでいるうちになんとなくですが 分かってきた感じがします。 難しい内容ですが、わかりやすいです。 他の本もいろいろと読んでみたいと思いました。
量子論入門
物理に興味があるだけの全くの素人ですが、とてもおもしろかったです。思わず「相対性理論」を楽しむ本も購入しました。
高校生の息子のために購入しました。文系だった私も読んでみていますが、少し難しいです。が、現代の技術に直結した話なので(難しいところはすっとばしても)興味深く読めます。