幼少期から大学時代までを共に過ごした、ハイクラスでキベリタテハの黄辺とオオムラサキの志波。
志波とは、思春期以降、オオムラサキの寝取り寝取られのゲームにまきこまれセフレの関係だった黄辺だったが、志波の結婚を機に、距離を置いてきた。
自分の志波への想いがかなうことはないと思い知ったからだ。
そして、社会人になって5年目。
志波とはずいぶんと会っていなかったある日、黄辺のもとへ離婚した志波が突然あらわれ、家に転がり込んでくる。
拒みたいのに、くすぶったままの志波への想いが邪魔をして……。
2021年6月刊
レビュー(3件)
読むのに何だか時間がかかってしまった。ムシシリーズは全部既読済と思っていたけど、スピン元の『愛の本能に従え!』をどうやら読んでいなかったらしく、志波と黄辺の葛藤がいまいち生々しく感じられなかった。でも、あんな過去があったらそりゃお互い複雑だよな~黄辺がいまだに志波を愛してるっていうのがすごいよね。志波は自分のことを「人を愛せない」人間だというけど、幼少時に家族から愛情を受けられなかったため「愛」への憧れというかハードルが高すぎるんだと思う。日々の生活の中の些細な思いやりや親切も愛のうちだよと巻末のお話を読んで思った。