バフェット自身が「成功例よりも、失敗例のほうが得るところが大きい」と語っていることと、失敗から教訓を得て、同じ失敗は繰り返さないように人生を歩んでいることから、彼が6歳から「お金を増やすこと」を始め、92歳(2023年2月現在)の現在至るまでを5章に分ける形にしてあります。
章ごとの扉にはその年代でバフェットが行った行動を書き、内容を説明してあります。
さらに、年表もつけ、世界でどんなことが起こり、バフェットがいくつの時に、何をして、この名言が生まれたのか、をわかりやすく説明してあります。
また、本書は400ページぐらいの大著ですが、電車の中でも読めるように一つの名言についての解説を分かりやすくまとめてありますのでスラスラ読めるようにしてあります。
混迷を極める世界情勢、しかも、コロナ禍とその後遺症で、不景気とインフレに日本人みんなが苦しむなか、また政府が投資を勧め、日本人の多くが投資に興味を持ち、NISAやiDeCoを始める人が増えている現在、お金を増やすことに興味がある人、また、こんな状況だからこそ、「善く生きたい。人々の信頼を得たい」と考えている方々への未来指標になればと思います。
●はじめに
●ウォーレン・バフェットについて
●第一章 6歳から21歳(1930年〜1951年)
大学院を卒業するまで。バフェットが言うところの「小さな雪の玉」を転がし始めた時期。
●第二章バフェットの22歳から32歳
大学院を卒業して父親の会社に就職。退社してグレアム・ニューマンの会社に就職。
その後、オマハに帰ってパートナーシップを運営していた時期。
●第三章バフェットの40歳から48歳
バフェット社を解散してバークシャー・ハサウェイの経営に専念。ワシントンポストへの投資などを始めた時期。
●第四章バフェットの56歳から70歳
56歳で初めて「フォーブス400」のベスト10に入り、以後ずっと維持し続ける。
ソロモンブラザーズの暫定会長になり、危機を回避したことで「オマハの賢人」に。
●第五章バフェットの71歳から
ITバブルの崩壊によってあらためてバフェットの凄さが認められて以後のお話。
●バフェット年表
レビュー(5件)
難しいところもありますが短期に投資など考えない私には合っています。企業の見分け方など大企業と期待値の大きいスタートアップ企業など参考にしたい。
投資の素人用にはピッタリです
まるっきりの素人です。投資用語もほとんどわかりません。投資の神様と言われるバフェットの考え方が気軽にわかる本だと思い、購入しました。 1日に2から3ページくらいをゆっくり読んでいます。なぜか、日本の二宮金次郎に似ている気がします。 積小為大の精神にぴったりなのではないでしょうか。日常生活で質素倹約しているところも、そっくりです。 世の中でことをなす人の共通点なのかなーと思っています。
投資の神様の生きた名言の数々
投資の神様と評され今も活躍されているバフェットのこれまでの名言の数々をまとめた良書です。 投資に限らず人生を豊かにするうえでバイブル的な本であり、毎日少しずつでも読みやすいようにされているので、読書習慣を始めようとしている方にはおすすめです!