『次世代マーケティング』『次世代流通企業』につぐ第3弾。本書の主要な狙いは、消費者本位のマーケティングの重要な側面である情報およびコミュニケーションの価値連鎖側面を取り上げて、実学的に取りまとめた点にある。われわれの研究グループが、注目してきたIMC(統合型マーケティング・コミュニケーション)論は、マーケティング・コミュニケーション(MC)論があくまでもインサイドアウト志向に立ったマーケティング・コミュニケーション論であるのに対して、アウトサイドイン志向に立ったマーケティング・コミュニケーション論であるということ、これまでのMC論では(製造企業のマーケティング・コミュニケーションを体系化してきたために)、コミュニケーションの主役が特定製造企業の「プロダクト」または「商品」であったのに対して、消費者と多次元的に接点を持っている流通企業、つまり、リテール・マーケティングの視点を強調した点に特長がある。
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