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「すべて、吹き飛んでしまえ」 突然の犯行予告のあとに起きた新宿駅爆破事件。容疑者は渡辺篤人。たった15歳の少年の犯行は、世間を震撼させた。 少年犯罪を追う記者・安藤は、渡辺篤人を知っていた。かつて、少年犯罪被害者の会で出会った、孤独な少年。何が、彼を凶行に駆り立てたのかーー? 進展しない捜査を傍目に、安藤は、行方を晦ませた少年の足取りを追う。 事件の裏に隠された驚愕の事実に安藤が辿り着いたとき、15歳のテロリストの最後の闘いが始まろうとしていたーー。 「ページをめくる度、常識が裏切られていく。手を触れたら指が切れてしまうような物凄い小説」--佐野徹夜(『君は月夜に光り輝く』著者)も大絶賛! 心に突き刺さる衝撃と感動ーー空前の衝撃作『ただ、それだけでよかったんです』で話題を呼んだ松村涼哉が描く、慟哭ミステリーが登場!
レビュー(189件)
息子に購入。 読書は好きな方ではないですが、同年代の主人公が出てくるので、面白いと言いながら毎日少しずつ読み進めていました。 多感なこの時期、初めて知る感情や物語の世界に刺激を受けたのではないかと思います。
感動作品でした。とても良かったです。読み返したくなるような内容でした。
ストーリー的には納得できない展開だった。読みやすい文章ではある。
息子に頼まれて購入しました。 面白かったそうです。
少年法の是非
新宿駅のホームで爆弾が破裂。15歳の少年による犯行声明が、事前に、それも顔を晒して動画共有サイトにアップロードされていた。少年犯罪が専門分野の「週刊リアル」記者・安藤が取材を進める。少年法を真正面から考えさせる意欲は買う。新聞社が発行した書物などを参考に、じっくり構えた構成は褒められていいが、やや粗い部分があることは否めない。物語が都合よく展開しているのでは? と気になるのだ。また、文章の拙さもマイナス点。