スポーツ文化評論家・玉木正之が、文化としてのスポーツの魅力を解き明かすコラム集。 “スポーツとは何か?”という問いを考え、その意味を理解することで世界が広がる。スポーツの学び直し。スポーツになじみのない方は入門書・雑学書として楽しめます。
<本文より>
いま、スポーツが暴走している。
ラグビーW杯、オリンピック、パラリンピック、ワールド・マスターズゲーム、サッカーW杯…とスポーツ・イベント目白押しの今日。しかし、「スポーツって何?」と問われて、あなたは正しく答えられますか?
スポーツの意味がわかれば、世界が広がる。
第1章 「スポーツって何?」と訊かれて、あなたは答えられますか?
第2章 古いスポーツと新しいスポーツ
第3章 オリンピックとは「何」なのか?
Column スポーツはアート(芸術)と合体する
レビュー(3件)
目からうろこ
私は、玉木氏が1999年に『スポーツとは何か』(講談社現代新書)を出版して以来、玉木氏に注目してます。 玉木氏のスポーツに関する主張はほぼ賛同できるものばかりで、特に「スポーツと民主主義は密接な関係がある」というご意見には目からうろこです。一見なんの関係もない両者ですが、古代ギリシアと近代イギリスという、民主主義が発展した時代・地域でスポーツが大きく発展したのは決して偶然ではないのだということを教えてくれる一冊です。 それ以外にも、本書にはスポーツについての豆知識が豊富なので、カタイ話が苦手な人でも楽しめると思います。例えば、ボクシングはなぜボクシングという名前なのか。ボックス(箱)の中で行われているからでしょうか? でも、その場所はリング(輪)と呼ばれてますよね。答えは本書にて。
スポーツってオモロイ!
ボーっとスポーツ中継を見ていた自分。 嫁さんにえらそうにルール解説してた自分。 この本読んで恥ずかしくなった。 オフサイドした奴は「こそ泥」で、太陽の奪い合いから始まったのが球技で、「日本書記」にもスポーツシューズのことが書かれていた! ビックリじゃ! それにそれにボクシングで闘う場所はリングって言うけど、リングって「輪っか」ですよね。でも四角いじゃない。なんで?という答えがつらつら書いてある。 そんな不思議なクイズがいくつも出てくる。 ずびばせん、ネタバレしそうなので、そろそろやめるけど、この本書いた人、今まで知らなくて、最近、テレビによく出てるので本買いました。 漱石とか太宰とかの小説に運動会の様子が書かれてるなんて引用していて、結構、文学好きなんですかね? スポーツと文学、リンクさせるなんてオモロイやんか。 映画も結構、くわしいみたいで、自分らの知らない東京オリンピックの映画のことが出ていた。その映画のことでイイ大人たちが大げんかしていたんだね。 でも、スポーツって勝ち負けじゃないかもしれない。 生きることと同じ。 それがわかったのがこの本読んでうれしかったこと。 これから嫁さんにプレゼントします。