ある年のクリスマス・プレゼントのひとつとして、ぼうやのもとにやってきたビロードうさぎ。木綿のビロードとおがくずでできたビロードうさぎは、子ども部屋の他の高価な機械仕かけのおもちゃの中で、肩身のせまい思いをしていました。でも、仲よしの皮の馬から、子ども部屋には魔法がおこることを知らされます。「もし、そのおもちゃをもっている子どもが、ながいながいあいだ、そのおもちゃを、ただのあそび相手でなくて、とてもながいあいだ、しんからかわいがっていたとする。すると、そのおもちゃは、ほんとうのものになるのだ」ビロードうさぎは、自分もほんとうのうさぎになりたい、と思いました。やがて時は過ぎゆきます。
レビュー(22件)
物を大切に のメッセージ。
物があふれかえっている日本で、1つ買ったらそれを大切にずっと使い続ける事の大切さを悟らされる一冊です。別の出版社から出ている「ビロードのうさぎ」を持っていて、こちらを見つけ読みたくなりました。恐らくこちらが原作に非常に近い訳とニュアンスで、私が持っていた「ビロードのうさぎ」は上手く短くまとめられたものだったようです。そちらも絵が美しくて有名で、まるで映画を見ているような余韻に浸る作品になっていますが、今回原作に近いものが読めて良かったです。
クリスマスプレゼント
私自身知らない本でしたが、小6と小4の娘達へのクリスマスプレゼントに本を探していて偶然見つけました。レビュー等参考にして私も読んでみたいと思い購入を決めました。「たまには読み聞かせをしようか?」と言ったら、小6の娘が私と妹へ読んでくれました。心に残るとても素晴らしいお話だと思いました。小6の娘は今までに読んだことのないようなお話だったようで、「とても良かった」と感動したようでした。普段あまり本を読まない娘達ですが、ここ数年クリスマスに贈った本は大切にしてくれているのでまた来年も何かよい本を探して贈りたいと思います。
石井桃子さん
派手さはないけれど、心の中に残っていて欲しいです。