『詩経』は中国文学の母。『易経』『書経』『礼記』『春秋』と併称される「五経」の1として名高い古典。長らく儒教道徳弘布の経典として読みつがれてきたが、著者は伝来の解釈を牽強附会なものとして退ける。原典の詩句を虚心に誦するとき、そこに立ち出でるのは古代中国民衆の瑞々しい感情生活であり、真摯な祈り、痛切な訴えと諷刺である。感動溢れる古代歌謡としての『詩経』を正当に読み解いた画期的名著。
1 300篇の本質
・総説
・国風
・小雅
・大雅
・頌
2 『詩経』の成立と伝来
・『詩経』の成立
・歴代『詩経』学
3 詩形と修辞
・章句
・用韻
・形容辞
・句法
・賦・比・興
4 いにしえの心
・天と人
・祭祀と饗宴
・徳と威儀
・愛と嘆き
・美しき世界
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