なぜ文化をめぐって衝突や軋轢、摩擦が起きるのか。日本人の問いは、西洋における哲学的問いの多くとは、なぜ異なっているのか。あらゆる文化に共存する二種類の概念を縦横に論じ、従来の日本人論や日本文化論、比較文化論や異文化コミュニケーション論の枠組みから、さらに文化決定論の限界を超えて、画期的な「文化哲学」を提示する。異文化間に存在する根源的問題に迫り、グローバル化なればこそ人文学の不可欠なことを明証する。
目次
日本語版への序文
謝辞
序章
第一章 文化的指向性
第二章 インティマシーとは何か
第三章 インテグリティーとは何か
第四章 世界観としてのインティマシーとインテグリティー
認識論、分析と議論、形而上学
第五章 インティマシーとインテグリティーの規範的領域
美学、倫理学、政治学
第六章 異文化の衝突
インティマシーとインテグリティーが衝突するとき
インティミットな書誌
解説「文化的指向性」論の基底と射程
訳者あとがき
索引
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