関係の世界へ
: ケネス・J・ガーゲン/東村 知子/鮫島 輝美/久保田 賢一
「関係性」がデザインできれば、制御不能なこの世界にも、まだ未来はある。
対立を乗り越えるための革新的な取り組みは世界のあちこちですでに始まっている。
今だからこそ、社会構成主義のいちばんやさしい入門書。
「存在」ばかり見つめると「憎いあんちくしょう」から動けなくなる。
「関係性」をデザインすると「あれ?意外な一面が?」に変容する。
人は、関係性という器のかたちに、丸くもなり四角くもなる水のようなものなのかもしれない。
-- 篠原 信『自分の頭で考えて動く部下の育て方』推薦!
●著者紹介
ケネス・J・ガーゲン(Kenneth J. Gergen)
1957年イェール大学心理学部を卒業、1962年デューク大学心理学部で博士号を取得。ハーバード大学助教授を経て、1967年よりペンシルバニア州スワースモア大学心理学部の助教授、1971年より同教授。現在、同大学Senior Research Professor。タオス・インスティテュート代表。世界に最も影響を与えた存命する心理学者50名に選出。
社会構成主義の第一人者として数多くの著作を発表。多くの研究者や実践家と対話を重ね、社会構成主義の理論と実践を結集して社会に変化をもたらすために活動を続けている。邦訳に、『関係からはじまる』『あなたへの社会構成主義』『社会構成主義の理論と実践』『もう一つの社会心理学』『何のためのテスト?』(以上、ナカニシヤ出版)、『現実はいつも対話から生まれる』『ダイアローグ・マネジメント』(以上、ディスカヴァー・トゥエンティワン)、他。
訳者
東村知子(ひがしむら・ともこ)
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了
博士(人間・環境学)
現在、京都教育大学教育学部准教授
鮫島輝美(さめしま・てるみ)
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了
博士(人間・環境学)
現在、関西医科大学看護学部教授
久保田賢一(くぼた・けんいち)
米国インディアナ大学大学院教育システム工学専攻修了
Ph.D(Instructional Systems Technology)
関西大学名誉教授
第1章 関係の世界へようこそ!
個人とコミュニティを超えて
関係という代替案
第2章 関係の流れにのって生きる
関係のための資源ーー変幻自在的存在
世界をともに創る
困難を生み出す足場、サポートの足場
関係の倫理に向けて
第3章 関係のプロセスとしての教育
関係の視点からみた教育の目的
テストの暴力的支配を超えるーー関係に基づく評価
教室からコミュニバース(地域ー世界)へ
第4章 ヘルスケアーー因果から協働へ
健康と病気の現実を変える
人間関係を変える
ヘルスケアの輪を広げる
第5章 組織と変化への挑戦
参加の可能性を解き放つ
コラボレーションと創造性
関係に基づくリーダーシップ
有効性を超えてーーウェルビーイングと世界
第6章 対立、管理、そして関係の世界へ
平和と対立ーー危ういバランス
対立と共創ーー関係に基づくアプローチ
関係に基づくガバナンスに向けて
おわりに
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