縄文時代の火焔型土器から、最先端の科学技術が生み出した装着型サイボーグまで、日本のモノつくり・コトつくりに通底する「和の感覚」とは何か。デザインの目線で解き明かす感性文化論であるが、世界が注目するこの和風を今こそ世界中に広げるチャンスである。東京オリンピック、パラリンピックまであとわずか。このタイミングに、世界に日本を見せる、和風を魅せるヒントが満載。
はじめに 1.日本文化の原点 /感覚に着目する/日本文化とは何か/天災がもたらした歴史/四季と暮らし/火山と活断層がもたらした温泉文化/風呂が生み出した文化/仮名文字への希求/鉄の文化を取り入れて 2. 「日本的」といわれるモノ /和魂漢才とは/近世における文化の成熟/江戸時代の文化と現代/日本人の自然観と表現 3. 和風の生活感覚と「かたち」 /ナイフ・フォーク・スプーンと割り箸/洋服と和服の対比/西欧の建築と日本の建築/単純な形から生み出されるイメージ/明治神宮内苑と生態学 4. 現代につながる日本的感覚と和風 /特殊感覚(五官)と和風/〈視覚〉について/〈聴覚〉について/〈味覚〉について/〈嗅覚〉について/〈平衡感覚〉について/表面感覚(皮膚感覚)と和風・〈触覚〉について・〈圧覚〉について・〈温覚〉について・〈冷覚〉について・〈痛覚〉について/深部感覚(平衡感覚と不可分の共感覚)と和風・〈筋感覚〉について・〈腱感覚〉について・〈関節感覚〉について/臓器感覚、内臓感覚と和風 5.おわりに/発想のきっかけ/時代の転換期の出会い/大阪万博からの刺激 【参考資料】 巻末に添えて
レビュー(0件)