楢崎といえば面。楢崎の面はすべての剣道人の憧れるところであった。気で攻め切る技で攻め切る。楢崎の面は、戦後青春の日々、彼が生死の岐路に立たされたとき培った強靭な精神力によるところが大きい。佐賀出身の楢崎は葉隠精神を受け継ぎ、極限の状況にあっても武士道を生きた剣士だった。楢崎範士に学ぶ人間学と剣道学。
人生とはなにか、剣道とはなにかを問いかけている。すべての剣士たち、とくに若い世代には読んでもらいたい。
発刊にあたって___2
第一章 楢崎の面___9
第二章 楢崎正彦先生インタビュー/人生至るところ道場なり 一太刀、一礼拝の心を伝う___75
第三章 岡田茂正範士・楢崎正彦範士対談___99
第四章 突きの心理 楢崎範士に聞く/突きはあらゆる技の最後の仕上げ___133
第五章 楢崎範士が語る年来稽古条々 次世代に望む年代別稽古法___145
第六章 武蔵会に於ける楢崎正彦先生の言語録を読み説く___171
第七章 誌上再現 現代名勝負十番 解説・楢崎正彦___197
第八章 追悼楢崎正彦範士逝く あの嗄れ声がもう聞けない・・・___333
楢崎正彦範士年譜___344
遺作の歌___346
あとがき___347
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