本書は異国らしい特徴を持つ事物や情景を知覚したときに感じられる異国情緒について、消費者行動研究の一領域である「消費者美学」の立場から説明する。異国情緒は商品に由来する概念である。昨今は、マーケティング研究において美意識への関心が高まっており、本書は異国情緒の研究がさまざまな研究テーマにつながる可能性を示している。
著者は、異国情緒について、美的経験の観点からの研究がほとんどないことを確認した上で、そのような経験を生起させるモデルを提示。異国らしい特徴を持つ事物や情景を描写した詩や随筆等を素材とし、意味解釈研究を行い検討する。
序 章 なぜ、異国情緒を問うのか
第1章 異国情緒の概念
第2章 異国情緒の美的特徴と異国らしさの分類
第3章 消費者美学の立場から見た異国情緒
第4章 異国情緒経験モデルの提案
第5章 人文学的解釈アプローチを用いた経験的研究
終 章 マーケティング・インプリケーション
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